プレスリリース

検診情報の可視化と地域住民への医療サービスの未来シンポジウムについて

京都大学によるシンポジウム「健診情報の可視化と地域への還元の未来」を秋田県仙北市で開催する。メインテーマである学校健診・⺟⼦保健情報のデータベース化とその利活⽤に関する講演のほか、仙北市民、秋田県医療関係者などとサイエンスカフェ形式による対話を行う。

2018 年 10 月 26 日

「シンポジウム説明」

11 月 28 日に秋田県仙北市で、「健診情報の可視化と地域への還元の未来」と題したシンポジウムが開催される。このシンポジウムの目的は「学校健診・⺟⼦保健情報のデータベース化とその利活⽤」の全国自治体への普及、支援にある。京都大学学際融合教育研究推進センター政策のための科学ユニットによる事業の一環として行われる。

シンポジウム当日は、基調講演の他、事業代表である京都大学教授川上浩司氏と仙北市民、秋田県医療関係者を交えて、この事業に関する対話=サイエンスカフェを実施する。医療関係のシンポジウムとサイエンスカフェの実施は、秋田県では初めての試みとなり、今後秋田県全域での医療情報の可視化と地域住民の医療サービスに展開が期待される。

開催は 11 月 28 日水曜日(13 時-15 時 30 分)、会場はあきた芸術村わらび座。入場無料。

「学校健診・⺟⼦保健情報のデータベース化とその利活⽤の説明」

「学校健診・⺟⼦保健情報のデータベース化とその利活⽤」とは、学校健診・⺟⼦保健情報などの自治体のもつ健康資料を可視化して、次世代の政策へ役⽴てる取組みである。

一般社団法人健康・医療・教育情報評価推進機構と国立大学法人京都大学大学院医学研究科が共同し、文科省と総務省の事業としてこの活動を進めている。

自治体によって保管されている妊婦、乳幼児、学童期のほとんど活⽤されていない健診情報をデータベース化し解析することで、自治体による医療情報サービスや、個人の医療情報としてデータベースを活⽤する。予防医学による個⼈の健康増進、地域における健康政策、産業振興や医療費削減に生かすことが可能となる。

この取組みは、現在全国の約 100 の自治体で採⽤されているが、秋田県ではまだ数箇所で検討されているにすぎない。今回仙北市をはじめとする秋田県内の自治体へ、京都大学が同事業を提案するにあたって、それに呼応する形で当シンポジウムは実現した。

「学校健診・⺟⼦保健情報のデータベース化とその利活⽤」の概要イメージ

「主催イベント・仙北インパクトチャレンジ」
このシンポジウムは、秋田県仙北市で実施される近未来技術を活⽤した事業創造型見本市「第二回
仙北インパクトチャレンジ」の共催イベントである。全国から大学、企業、官庁・自治体関係者、一般市
民など、イベント全体で約 300 名の参加者が見込まれている。同シンポジウム、仙北インパクトチャレンジ
のいずれも参加費は無料。2018 年 11 月 28 日あきた芸術村で開催される。

■開催日時
2018 年 11 月 28 日 13 時-15 時 30 分(仙北インパクトチャレンジは 10 時-17 時)

■開催地
〒014-1192 秋田県仙北市田沢湖卒田字早稲田 430
あきた芸術村 温泉ゆぽぽ 本館 Tel 0187-44-3311(代表)

■主催
仙北インパクトチャレンジ 実行委員会
・株式会社秋田ケーブルテレビ
・株式会社わらび座
・仙北市 IoT 推進ラボ
・SFP パートナーズ
・一般社団法⼈ 創⽣する未来

■共催
・京都大学学際融合教育研究推進センター政策のための科学ユニット

■後援(予定含む)
経済産業省 東北経済局
独⽴行政法⼈ 情報処理推進機構
特定非営利活動法⼈ IT コーディネータ協会
秋田県産業労働部
秋田デジタルイノベーション推進コンソーシアム
仙北市

「連絡先」

●仙北インパクトチャレンジ実行委員会
実行委員長 伊嶋謙二
電話 03-5244-6691 e-mail:ishima@souseimirai.jp
●仙北インパクトチャレンジ実行委員会事務局
〒014-1201 秋田県仙北市田沢湖⽣保内字源左エ門野 96
「TAZAWAKO ベース」内(秋田新幹線田沢湖駅前「みずうみ」別棟 1F)
e-mail:tazawako.b@gmail.com